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企業の森づくり

事業事例

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大切なふるさとの森林(もり)を守り育むために

森林保全活動(ごうぎん希望の森)

事業(活動)の内容・仕組み

株式会社山陰合同銀行は、2006年度に山陰両県の森林保全施策である「しまね企業参加の森づくり事業」並びに「とっとり共生の森育成支援事業」の第一号企業として、両県の協力の下、活動開始した。
「ごうぎん希望の森」は、同行が行う地域貢献活動の中心的事業であり、「ふるさとの自然を守る」「一人ひとりが、できることをできる範囲で継続する」という理念のもと、役職員が“自ら汗を流す”実践活動を通じて、森林を育み、次世代に繋げていく取組みとなる。
年2回の頻度で役職員やその家族がボランティアで植樹・下草刈り等の活動を実施しており、2023年度は、山陰両県全6会場で実施した。
「ごうぎん希望の森」の活動状況については、活動レポートを年2回発行し、ホームページへの掲載、行政機関への配布、銀行窓口設置による来店客への縦覧の他、統合報告書やサステナビリティレポートでも取り上げ、情報発信に力を入れている。
また、毎年「イメージポスター」を調製し、銀行店内やイベント時に掲示するなど、森林保全活動のPRや啓発にも努めている。

ごうぎん希望の森・旭

事業(活動)を始めた背景・理由・経緯

同行の森林保全活動「ごうぎん希望の森」は、山陰両県の県土の約3分の2を占める山林が荒廃する状況を憂い、地域に根差す地域金融機関のCSR活動の一環として開始した。

事業(活動)の成果・効果

これまでの活動実績は、17年間で118回の活動を行い、延10,995人の参加と19,780本の植樹を行っている。(2023年度実績)
同行が第一号企業として参画して以降、「しまね企業参加の森づくり事業」には2022年度10団体が、「とっとり共生の森育成支援事業」は同じく19団体が参加・活動しており、広がりを見せている。

ごうぎん希望の森・三朝

今後の展開方向

同行の森林保全活動は17年に及び、役職員も子供連れで参加するなど、身近で親しみのある活動となっている。
また、近年では取引先が趣旨に賛同し活動に参加しており、島根県東部の八雲会場では2024年度から地域住民と連携した活動が始まる等、広がりを見せている。今後は、八雲会場のように地域住民や地元の小学生も参画するなど、より地域に根差した持続的な森林保全活動への発展を目指している。

ごうぎん希望の森・三瓶

森林(もり)を守ろう!山陰ネットワーク会議

イベントの様子

事業(活動)の内容・開始の経緯

山陰両県の森林保全活動に関わるNPO法人、ボランティア団体の情報交換・交流促進を図るため、2006年度に「森林を守ろう!山陰ネットワーク会議」を立ち上げ、同行が事務局を務めている。
会員が開催する研修会・交流事業等への助成制度を設け、各団体の活動活性化に向けたサポートを行っている。
2023年度現在の会員数は、山陰両県計51団体。(鳥取県28団体、島根県23団体)

事業(活動)の成果・効果

山陰両県で毎年開催される「しまね森の誕生日」、「鳥取県植樹祭」の各イベントには、会員と事務局でブース出店を行い、木工体験・竹細工の製作販売コーナー等でイベントの盛り上げに協力している。尚、ブース出店での売上代金は、両県の緑化推進委員会に寄附している。
また、2018年度には、同行の行員と「森林を守ろう!山陰ネットワーク会議」会員との交流機会の拡大を図るため、「フレンドシップ店制度」を新設し、銀行店舗において、各会員の活動の広報協力を行う他、営業店行員がイベントに参加するなど、会員活動の活性化、交流促進に繋げている。

今後の展開方向

各会員の高齢化、担い手不足による団体の活動の停滞が見込まれる中、運営維持のため、当初NPO法人やボランティア団体に限定していた入会資格に一部条件を付した賛助会員制度を導入し、営利法人の参画を認めるなど、会員の裾野を広げることにより当会議の維持・活性化に努めている。