企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

山口県 企業による森林づくり

未来へ引き継ぐ、みんなで育む豊かな森林

地域と森林の特色

やまぐちの森林と人との関わり

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山口県の森林は、古くは鎌倉時代の俊乗坊重源による奈良東大寺再建のための用材として、また、毛利氏時代には、防長四白(米、塩、紙、ろう)政策により肥料、燃料、原料として利用されてきました。明治時代に入ると、国有林の払い下げを求めた一大県民運動が展開され、その結果、本県の森林所有形態の特徴である、国有林が少なく大規模所有者の少ない零細分散型の私有林が大半を占める所有形態となりました。

その後も、農業用飼肥料や薪炭材として循環利用された広葉樹やアカマツを中心とした森林、戦中戦後の軍需・復興用資材としての利用による大規模な伐採で荒廃した森林、荒廃した森林の復旧や旺盛な木材需要に対応するためスギ・ヒノキなどの針葉樹を中心に造成された森林など、時代の変遷とともにその姿を変えてきました。

100年先を見据えた「やまぐちの森林づくり」

山口県では、手入れが行き届かず荒廃が深刻化する森林を、健全な姿で次の世代に引き継ぐため、森林の整備を目的とした「やまぐち森林づくり県民税」を平成17年4月に導入しました。
また、併せて、森林ボランティアの育成や小中学校を対象とした森林環境教育に取り組むとともに、工業用水を利用する企業の森林整備や企業の社会的貢献(CSR)に対して、様々な支援・指導を行っています。

企業の森づくり

利水企業による森林づくり

水源林整備推進事業

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山口県では、森林の持つ水源のかん養、山地災害の防止、地球温暖化の防止等の多面的機能を持続的に発揮させるため、健全で多様な森林づくりに取り組んでいます。

特にダム上流の水源地域においては、きれいな水の安定的な供給を図るため、山口県企業局の行う工業用水道事業及び電気事業に関係する企業(利水企業者)から協力をいただき、ダム上流の間伐を補助する「水源林整備事業」を実施しています。
<実施の概要>
事業名:造林事業(水源林整備推進事業)
実施主体:森林組合、森林所有者等
補助率:90%(国51%、山口県24%、山口県企業局15%)
実施面積:平成28年度はダム上流で716haの間伐を行いました。
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水を守る森林づくり推進事業

山口県では、平成11年度から上流市町の森林・林業関係者と利水企業者が連携して、森林づくり活動を実施しています。具体的には、利水企業者の社員や森林組合職員、県・市町職員、森林ボランティア等が一緒になって、枝打ち、除伐、間伐作業など森林整備に取り組んでいます。
平成28年度は、5地区の利水企業のべ107社が参加、約4haの森林を整備しました。

企業による社会貢献活動

近年、企業による社会貢献(CSR)事業の一環として、森林づくりに取り組む企業が増加し、平成28年度は、JXエネルギー(株)や徳山積水工業(株)など、11社、のべ1,082名が参加され、約13haの森林整備を実施されました。
○参加企業(11社)
JXエネルギー(株)麻里布精油所、徳山積水工業(株)、(株)トクヤマロジスティクス、中国電力(株)山口支社、(株)ブリジストン下関工場、NTT西日本山口支店、(株)安成工務店、NTTドコモCS中国、協和発酵バイオ(株)、協和発酵キリン(株)

山口県森林整備等CO2削減認証制度

山口県では、平成22年度から森林の整備や木材利用を通じた地球温暖化防止活動への企業や県民の皆様の参加を促進するため、森林整備によるCO2吸収量などを県独自に認証する制度を創設し、次の4つの認証対象について、CO2量を算定し、認証書を交付します。

認証対象

対象となる方

活動内容

企業等の資金負担で行う森林整備活動によるCO2吸収量 整備対象森林の所有者等と森林整備及び資金負担に関する協定を締結した企業等 植栽、下刈、除伐、間伐及び枝打ち
企業の従業員等が行う森林整備活動によるCO2吸収量 整備対象森林の所有者等と森林整備に関する協定を締結した企業、NPO、ボランティア団体等
木質ペレットなど森林バイオマス利用によるCO2排出削減量 ボイラーやストーブ、火力発電施設に森林バイオマス燃料を使用する企業、学校、公共施設管理者等 化石燃料から県内産の森林バイオマス燃料に代替するもの(ただし、設備の導入時期は問わない)
公共施設や民間住宅での県産木材利用によるCO2固定量 建築主又は施工業者ただし、施工業者が申請する場合は、あらかじめ建築主の同意を得ること 県産木材を使用する県内の公共施設の建築、優良県産木材を使用する県内の住宅建築

取り組みの事例

(株)山口銀行による森づくり

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平成23年11月、山口県知事立会のもと、株式会社山口銀行と整備対象森林の所有者による森林整備協定の調印式が行われました。 株式会社山口銀行では、今回の活動を「未来へつなげよう『やまぎんの森』」と命名し、下関市内の3カ所の森林で、行員による植樹活動や資金負担を通じた人工林の間伐に取り組まれます。

企業の皆様へ

山口県では、水や空気の源であり、また、CO2吸収源として地球温暖化防止への貢献など、限りない恵みを私たちに与えてくれている森林の再生に向けた取り組みをすすめています。企業の皆様のご協力をお待ちしています。
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お問い合わせ先

<行政>
山口県 農林水産部 森林企画課 事業体支援班
● 住所:〒753-8501 山口県山口市滝町1-1
● TEL:083-933-3460
● FAX:083-933-3479
● E-mail:a17700@pref.yamaguchi.lg.jp
● ホームページ:http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a17700/index/

<民間>
(財)やまぐち農林振興公社 緑化企画室
● 〒753-0821 山口市葵 2-5-69 山口県葵庁舎1階
● TEL:083-924-5716
● FAX:083-924-5719
● E-mail:mail@y-agreen.or.jp
● ホームページ:http://www.y-agreen.or.jp/