企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

栃木県 企業等による森づくり推進事業

関東平野を潤す栃木の森づくりと林業の歴史

地域と森林の特色

首都圏の空気と水の源

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栃木県の山々は、県北西部の日光連山や県北東部の那須連峰などに代表され、その山々が育んだ水は、那珂川、鬼怒川、渡良瀬川などとなり、栃木県内はもとより、関東平野を潤し太平洋へと注いでいます。先人が長い年月をかけて生活や地域の文化と深く関わりながら守り、育んできた栃木の山々、森林は首都圏の水と空気の源となっています。

また都心から90km(県都・宇都宮市は新幹線でおよそ50分)という距離にありながら、県内にはラムサール条約に登録された「奥日光の湿原」や、豊かな地域特性を持つ8つの県立自然公園があります。また、なだらかな里山や田園が、四季折々に色彩を変えながら織りなす風景が広がる土地でもあります。

恵み豊かな森林と里山 ~とちぎで元気な森づくり~

八溝山のある八溝地域、高原地域、前日光地域、みかも地域と4つの林業地域があるなかでも、特に八溝、鹿沼の林業は江戸まで歴史が遡り、藩が殖産興業策の一環として植林に努め、現在の一大林業地帯の素地を形作っていたともいわれます。また県央部周辺や那須野が原などには里山も多く、広葉樹の育成が進められています。こうした広葉樹を原木に栽培されるシイタケ等の特用林産物の生産量が多いことも栃木県の大きな特徴です。

しかしながら、木材需要、生活様式など社会環境の変化から手入れの行き届かない森林が増えるなど、栃木県の森林も健全といえる状況にはありません。

そこで平成20年から「とちぎの元気な森づくり県民税」を導入、森林の公益的機能を高度に発揮し、地球温暖化の防止にも貢献することを目的に、奥山林の整備、里山の原風景を残すための保全活動、通学路の安全確保のための整備、イノシシ・クマ等の獣害対策、環境教育支援など、県民やボランティア、NPO、企業、行政などが連携、協力し「県民協働による森づくり」を進めています。

企業の森づくり

とちぎの元気な森づくり

県民参加による森づくりの気運の高まり、企業の社会貢献活動へのフィールド提供のご要望をうけて、平成17年〜19年度にかけて、企業の皆様とともに協働で森林づくりを行なう試みとして、「協働水源の森づくり事業」を実施しました。

また平成21年度からは、企業等、地元自治体、森林所有者及び県が協定を結び、企業等が森づくりを行う「企業等の森づくり推進事業」を開始しました。

取り組みの事例

(社)栃木県トラック協会による「トラックの森」づくり

photo_tochigi_07 (社)栃木県トラック協会は、森林の保護育成による地球温暖化防止を目指して、平成21年度から3箇年で3箇所の「トラックの森」を整備しました。

初年度の平成21年度は、栃木県県民の森(矢板市長井)2.16haで間伐と広葉樹の植栽を実施し、平成22年度は県立自然公園益子の森(益子町益子)0.50haで広葉樹等の植栽を実施しました。平成23年度は岩舟町総合運動公園(岩舟町三谷)0.70haに広葉樹を植栽し、3箇年で合計3,300本の植栽を実施しました。今後も協定期間中、それぞれの「トラックの森」で下刈りを実施していきます。

サイクルスポーツマネージメント株式会社(ブリツェンの森)

プロロードレースチーム「宇都宮ブリツェン」を運営するサイクルマネージメント株式会社は栃木県及び矢板市と、森づくりに関する協定を平成28年8月9日付けで締結しました。
協定期間は5年間で、矢板市内の県有林で、下刈り作業を行っていきます。

メルテック株式会社(メルテック希望の森)

小山市で廃棄物処理事業及び再生骨材(砕石)の製造・販売を行っているメルテック株式会社は栃木県及び小山市と、森づくりに関する協定を平成28年3月18日付けで締結しました。
協定期間は5年間で、小山市内の民有地で、下刈り及び間伐等を行っていきます。

下野新聞「とちぎ森づくり通信」プロジェクトメンバー
(下野新聞「とちぎ森づくり通信」プロジェクトの森)

県内外の34企業(団体)で構成された下野新聞「とちぎ森づくり通信」プロジェクトメンバーは、栃木県及び栃木市と森づくりに関する協定を平成23年2月15日付けで締結しました。初年度の23年度は栃木市の市有林0.51ヘクタールにコナラ、ヤマザクラなど800本を植樹しました。平成27年度まで下刈り等を実施してきました。平成28年度以降も再び協定を結び、下刈り等を実施していきます。

足利銀行(あしぎんの森)

株式会社足利銀行は栃木県及び矢板市と、森づくりに関する協定を平成23年12月12日付けで締結しました。
豊かで美しい自然を未来に残すため、平成28年度まではヤマザクラ、イロハモミジ等の広葉樹の植栽や歩道整備、下草刈りなどを実施しました。平成29年度以降も再び協定を結び、下草刈り等の整備活動を継続することで植樹した木々の成長を見守っていきます。

栃木県信用保証協会(ギャランベリーの森)

栃木県内で信用保証業務を行っている栃木県信用保証協会は栃木県及び益子町と、森づくりに関する協定を平成29年3月7日付けで締結しました。
第1回の活動では益子町内の県有林でヤマザクラ、ヤマボウシ、アカマツを植栽しました。協定期間中は、定期的に下刈り作業等を行っていきます。

企業の皆様へ

栃木県では、森づくりへの関心をお持ちの企業の皆様の意向にあわせて、様々なスタイルの森づくりをコーディネートしています。協働という視点を大切に、さまざまな立場の方々の協力を得ながら進めていきたいと考えています。また森林整備を通じた、地球温暖化防止への貢献を目指し、栃木県独自のCO2吸収量の認証制度「とちぎカーボン・オフセット制度」の認証も申請いただけます。

栃木の森林が元気ならば、首都圏や下流の地域に健やかな水と空気を送ることができます。水と空気のふるさとである栃木の森林をともに守り、育んでくださる企業の皆様のご参加をお待ちしています。

制度概要

※平成29年3月31日現在
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● 制度の名称:
「企業等の森づくり推進事業」
● 制度導入年:平成21年
● 対象森林:県内に存する民有林
(県有林、市町村有林、私有林など)
● 契約年数:5年を標準とする
● 協定締結状況:38件(延べ)
● 評価制度の概要:
○CO2吸収量の認証
(県知事による独自の認証)

お問い合わせ先

<行政>
栃木県環境森林部 地球温暖化対策課 環境学習・保全活動担当
● 住所:〒320-8501 栃木県宇都宮市塙田1-1-20
● TEL:028-623-3262
● FAX:028-623-3259
● E-mail:chikyu-ondanka@pref.tochigi.lg.jp
● ホームページ:http://www.pref.tochigi.lg.jp/d02/

栃木県環境森林部 環境森林政策課 環境立県担当
● 住所:〒320-8501 栃木県宇都宮市塙田1-1-20
● TEL:028-623-3185
● FAX:028-623-3259
● E-mail:kankyo-shinrin@pref.tochigi.lg.jp
● ホームページ:http://www.pref.tochigi.lg.jp/d01/

<民間>
(社)とちぎ環境・みどり推進機構 森づくり情報センター
● 住所:〒320-0033 栃木県宇都宮市本町12-11 栃木会館4階
● TEL:028-643-6801
● FAX:028-643-6802
● E-mail:tochi-green@t-kms.sakura.ne.jp
● ホームページ:http://mori.ecomori-tochigi.jp/field.php

(社)とちぎ環境・みどり推進機構 緑化推進部
● 住所:〒321-0974 栃木県宇都宮市竹林町1030-2 河内方舎別館3階
● TEL:028-643-6801
● FAX:028-643-6802
● E-mail:tochi-green@violin.ocn.ne.jp
● ホームページ:http://www12.ocn.ne.jp/~t-green/bokin.html