企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

宮城県 みやぎの里山林協働再生支援事業わたしたちの森づくり事業

独自に養成した森林インストラクターも強力に支援

地域と森林の特色

都市と農山村のバランスの良い共存

ENEOSの森

ENEOSの森

宮城県の森林・林業は、素材の生産量、需要量ともに全国の上位に位置することが特徴です。平成21年次のスギの素材生産量・需要量とも、全国7位となっています。生産地と消費地が近い特性を活かし、身近な県産材を活用することで、例えば木材運搬時に発生するCO2の削減に大きく貢献できます。また、宮城県は米どころとしても知られています。仙台市を中心とする大消費地も抱えており、農産物の「地産地消」にも有利な条件が整っていると言えるでしょう。これは、生産県であり消費県でもある宮城県の、環境の世紀における大いなる可能性であると言えます。

経済と環境の良好な関係

宮城県では、経済システムのグリーン化にいち早く取り組んでいます。例えば、みやぎグリーン購入ネットワーク。「グリーン購入」とは、環境への負荷が少ない製品やサービスを環境に配慮した経営をしている事業者から優先的に購入する取り組みです。県が独自の基準でグリーン製品を認定し、みやぎグリーン購入ネットワークが地域内におけるグリーン購入の普及活動を幅広く行っています。現在、企業、民間機関、行政機関など200団体近くが加盟しています。全国でもこのような団体はめずらしく、環境と経済の良好な関係を築いていく宮城県を象徴する事例の一つです。

美しい森林づくりもパートナーシップで

宮城県には山から海に至るまで実に様々な自然が見られます。なだらかな丘陵地には里山林が多く、幾世代にも渡って、人々の営みによって生物多様性に富んだ空間が維持されてきました。しかし、薪や炭の利用の減少や、農山村の過疎化により手入れが行き届かず、荒れていく里山林が増えています。林業の厳しい情勢もあり、多くの力を合わせた森林の整備・保全・活用が必要となっています。

森林は、県民のみならず地球社会のかけがいのない「緑の社会資本」です。宮城県では「みんなで進める宮城美しい森林づくりプロジェクト」を推進し、地域住民、学校、NPO、企業等、多様な主体の森林づくりへの参加をサポートしています。

特に、宮城県では平成10年度から森林インストラクターを独自に養成しており、県の認定を受けた森林インストラクターが集まってNPO法人宮城県森林インストラクター協会(以下、森林インストラクター協会という)を設立し、県内各地で活動しています。毎年約30名が新たに養成され、現在役約550名の森林インストラクターが同協会に参加しています。

企業の森づくり

経験豊富なNPOが「企業の森林づくり」を強力にサポート

宮城県の「企業参加の森林づくり」には、身近な里山林を対象とした「みやぎの里山林協働再生支援事業」(通称:みやぎ里山コモンズ・パートナーシップの森林づくり)と、県有林を対象とした「わたしたちの森づくり事業」の2種類があります。企業の考える森づくりの方向性に合わせて、最適なフィールドをご紹介することが可能です。いずれの場合も、県や森林インストラクター協会がコーディネーターとして、企業の森づくり計画や森林環境教育などを強力にサポートしています。

取り組みの事例

みやぎ里山コモンズ・パートナーシップの森林づくり
うるおいの森づくり

うるおいの森づくり

コカ・コーライーストジャパン(株)では、平成18年から白石市や蔵王町において「うるおいの森林づくり」として、広葉樹の植栽や保育に取り組んできました。平成29年3月には蔵王町と土地所有者と新たな協定を締結し、同年6月にその里山において植栽を実施しました。植栽後は森林インストラクター協会によりネイチャークラフトや森の散策などが行われるなどプログラムも充実し、リピーターも多く参加しています。

わたしたちの森づくり事業
MISAWAオーナーの森宮城

MISAWAオーナーの森宮城

東北ミサワホーム(株)は、利府町の県営林に「わたしたちの森づくり事業」によるネーミング・ライツ(命名権)を取得し、「MISAWAオーナーの森宮城」と命名しています。社の方針で、月二回社員が交代でフィールド活動に参加するとともに、森林インストラクター協会と共に森づくりを進めた結果、遊歩道など森林の整備が進み、荒れていた森が今では「いやしの森」と呼べるほど豊かな森に変身しています。

企業の皆様へ

宮城県は様々な分野において、早くから企業・行政・NPOなどのパートナーシップで取り組んできました。都市と農山村、環境と経済がバランス良く両立し、持続的発展が可能な社会の構築にみんなで取り組んでいます。森林整備においても、森林ボランティアの協力、森林インストラクターの養成など、交流と連携による新たな森林づくりを積極的に推進しており、企業の方々が参加しやすいフォローアップ体制を整えています。

制度概要

※平成29年6月30日現在
flow_miyagi
● 制度の名称:
「みやぎの里山林協働再生支援事業」
(みやぎ里山コモンズ・パートナーシップの
森林づくり)
● 制度導入年:平成18年
● 対象森林:市町村・団体・個人所有林等
● 契約年数:5年~7年程度(更新可)
● 協定締結状況:9社1団体
● 評価制度の概要:なし
● その他支援概要:
環境教育企画立案等の指導者の紹介

● 制度の名称:「わたしたちの森づくり事業」
● 制度導入年:平成18年
● 対象森林:県有林
● 契約年数:5年・10年
● 協定締結状況:10団体
● 評価制度の概要:
なし(CO2吸収量の算定は行っている)
● その他支援概要:
環境教育企画立案等の指導者の紹介

お問い合わせ先

<行政>
宮城県 環境生活部 自然保護課 みどり保全班
● 住所:〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町3-8-1
● TEL:022-211-2676
● FAX:022-211-2693
● E-mail:sizenm@pref.miyagi.jp
● ホームページ:http://www.pref.miyagi.jp/sizenhogo/midori/satoyama/main.html

宮城県 農林水産部 森林整備課 県有林班
● 住所:〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町3-8-1
● TEL:022-211-2922
● FAX:022-211-2929
● E-mail:sinsei@pref.miyagi.jp
● ホームページ:http://www.pref.miyagi.jp/sinrin/kenyurin/watashitatinomori/newtop.html

<民間>
(社)宮城県緑化推進委員会
● 住所:〒981-0914 仙台市青葉区堤通雨宮町4-17 宮城県仙台合同庁舎10階
● TEL:022-301-7501
● FAX:022-301-7502
● E-mail:miyagiryokusui@jewel.ocn.ne.jp
● ホームページ:http://miyagiryokusui.com/