企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

鹿児島県 環境を育む企業の森林づくり

環境パートナーズ協定で横断的な官民協働

地域と森林の特色

自然環境こそが宝であり資源

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県土が温帯から亜熱帯へと広い範囲におよんでいる鹿児島県。日本で初めて世界自然遺産に登録され、その環境教育的価値も世界から注目される屋久島や、奄美群島をはじめとする特色あふれる島々、桜島や霧島の火山群、縄文より育まれた照葉樹林帯、サンゴの石垣群が残る喜界島、県土周囲をとりまく温暖な海。多様な動植物が織りなす、複雑でありながら雄大さをあわせもつ自然環境は、地球温暖化問題、環境保全といった今日的テーマもあいまって、鹿児島県の何にもまさる資源となり、年間約2,200万人もの人々が訪れています。

また、日本建国の神話の地である高千穂の峰、日本国内最古・最大級の定住集落跡「上野原遺跡」が(霧島市)発見されるなど、古代からの人々の営みが培った文化や歴史も色濃く残る土地でもあります。

個性あふれる自然を体験、自然との共生をまなぶ

人々の関心のあり方が観光から環境体験型へとシフトしているなかで、自然の多様さ、自然との共生の学びといった環境教育的価値から訪れる方々も増えてきています。間伐、下草刈り等の森林作業体験や棚田の保全・管理体験などの農林業体験プログラムをはじめ、I・Uターン者向けの滞在型メニュー、屋久島・奄美大島での自然体験プログラムなど、森林だけにとどまらず鹿児島県の個性ある自然環境や自然と共生する暮らしを体験できる豊富なプログラムは、これからの低炭素・循環型社会を目指していくなかで大きなヒントを与えてくれると考えています。

企業の森づくり

森林づくりを通じた地球温暖化防止への貢献~「環境を育む企業の森林づくり事業」~

こうした多彩で豊かな大自然が資源である一方で、森林の約7割が民有林で林業経営規模が小さく、所有者の高齢化、木材価格の低迷から荒廃した森林が増えてきている状況も存在しています。

こうした状況のなか、地球温暖化防止、循環型社会の実現にむけて森林の有する多面的機能への期待の高まりをうけ、平成20年に「環境を育む企業の森林づくり事業」をスタートしました。参加企業の皆様には、「森林づくりにとどまらず、環境問題に対し、県と企業が手を取り合い、官民協働による環境保全施策の取り組みを推進する」という主旨にご賛同いただき、「かごしま環境パートナーズ協定」という包括的な協定を結び、協働を進めています。

当事業では森づくり推進課が窓口となり各企業の皆様の要望をお伺いしながら、候補地の選定、森林整備に関するプランニング、作業実施についての調整、活動内容のプランニングやコーディネート、整備の完了まで一貫してお手伝いしています。森林整備と一言にいえども、本来的な森林整備だけでなく、景観対策や環境的価値として森林整備など、さまざまな形があります。当事業のなかでも、除間伐はもちろんのこと、たとえば全国一の竹の産地である当県ならではの竹林の改良や、環境問題への意識啓発を目的とした桜島での植樹、照葉樹林を活用したプログラムなど、鹿児島の有する幅広い価値を考慮にいれたアプローチを企業の皆様とともに考えてまいりたいと思います。

取り組みの事例

鹿児島銀行「かぎんが支える森林づくり」
鹿児島銀行 「かぎんが支える森林づくり」

鹿児島銀行 「かぎんが支える森林づくり」

鹿児島市の水源である甲突川上流域の県有林をフィールドに、平成20年度から活動を展開しています。水源かん養をはじめとする森林の機能を高めることで、鹿児島湾とそこに注ぐ河川流域の環境保全に貢献することをテーマに、平成28年度までに約30haの森林整備(除間伐,つる切り等)に取り組んでいます。

株式会社 富士通鹿児島インフォネット
株式会社 富士通鹿児島インフォネット

株式会社 富士通鹿児島インフォネット

九州7県と九州森林管理局による「九州の森林(もり)づくりに関する共同宣言(H20.5.22)」に賛同し,マンパワーや資金の提供により,県民の森を中心とした県内の森林づくり活動に取り組んでいます。

アサヒビール株式会社鹿児島支社
アサヒビール株式会社鹿児島支社

アサヒビール株式会社鹿児島支社

地球温暖化の防止や鹿児島の豊かな森林資源の保全を図るため,マンパワーの提供や森林づくり活動を行う団体への寄付等により,平成22年度から森林づくり活動に取り組んでいます。

企業の皆様へ

バリエーションに富んだ風土と自然が残る鹿児島県。地球温暖化や生物多様性なども含めた環境問題が危急の課題となるなかで、企業の皆様のご理解とご協力をいただきながら、当県の森林や自然資源の価値、活用の可能性を考え、活動を展開してまいりたいと考えています。ぜひ鹿児島県の森林づくりにご協力をお願いします!

制度概要

※平成29年6月30日現在
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● 制度の名称:
「環境を育む企業の森林づくり」
● 制度導入年:平成20年4月
● 対象森林:県有林、市町村有林、私有林 等
● 契約年数:特に定めない
● 協定締結状況:9社
● 評価制度の概要:県によるCO2吸収量の認証
● その他支援概要:
○活用方法(社員研修や体験活動等)
に関する助言
○ボランティア団体やNPO法人との
コーディネート
○環境教育の指導者等の紹介・斡旋 等

お問い合わせ先

<行政>
鹿児島県 環境林務部 森づくり推進課 緑化保護係
● 住所:〒890-8577 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号
● TEL:099-286-3385
● FAX:099-286-5611
● E-mail:ryokuka@pref.kagoshima.lg.jp
● ホームページ:https://www.pref.kagoshima.jp/ad07/sangyo-rodo/rinsai/ryokuka/kankyo/kigyounomori.html

<民間>
(公財)かごしまみどりの基金(かごしま森づくりコミッション)総務企画係
● 〒892-0816 鹿児島県鹿児島市山下町9-15 林業会館4階
● TEL:099-225-1426
● FAX:099-225-1511
● E-mail:bokin@k-green.jp
● ホームページ:http://www.k-green.jp/