企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

香川県 フォレストマッチング推進事業

豊かな自然に恵まれた香川での森林と人とのふれあい

地域と森林の特色

みどり・うるおい・にぎわいあふれる“さぬきの国”

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日本で一番小さい県 香川県。その地形は半月形で、南部には緑豊かな讃岐山脈が連なり、北部にはおむすび型の山々や多くのため池が点在する讃岐平野が広がっています。さらに北には、「世界の宝石」と称えられる瀬戸内海に面し、大小の島々や白砂青松の海岸等、豊かな自然に恵まれています。県内には、「こんぴらさん」として有名な金刀比羅宮や国の特別名勝 栗林公園、源平の古戦場の舞台 屋島・檀ノ浦など歴史やロマンを秘めた名所旧跡、また、四国八十八箇所霊場のうち涅槃の道場が続きます。

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食べ物では、全国区になった讃岐うどんをはじめ、鰆(さわら)、讃岐でんぶく、タケノコメバル等の地魚など、魅力に溢れています。そんな香川県では、2010年に第1回を開催して以降、3年に1度、直島や豊島、小豆島など瀬戸内の島々と高松港周辺を舞台に、「瀬戸内国際芸術祭」を開催しています。

また、自然の恵みを活かし、都市と農村との交流を図るグリーン・ツーリズムや、公渕森林公園、ドングリランド、満濃池森林公園といった森林と人のふれあいの場づくりも着実に実を結んでいます。

木を見て、森を見て、街を見て

香川県の県土面積は、約18万8千ヘクタールで、全国で最も小さく、このうち、森林面積は47%の約8万8千ヘクタールで、広葉樹やマツ類が大半を占め、スギ、ヒノキは16%程度となっています。昨今は、少雨による異常渇水にみまわれましたが、森林の持つ保水機能のおかげで、大きな支障が生じることはありませんでした。

県では、厳しい財政状況の中ではありますが、水源かん養や山地災害防止の観点から、森林整備事業などへの予算の重点配分や造林補助率の嵩上げなどによって森林整備を積極的に進めています。

また、最近では、木造住宅の柱材や構造材に活用できる大きさに育ってきた県産ヒノキ材が間伐等で搬出され、木材市場に供給され始めています。森林の一層の保全に努めるとともに、木材市場や消費者の動向に見合った効率的な搬出を行っていくことが、これからの課題です。1本1本のヒノキの状況を見て、森林全体のことを考え、消費者の住む街のニーズを踏まえ、いわば「木を見て、森を見て、街を見る」ことが大切になってきています。

企業の森づくり

企業等との協働の森づくり

企業による森づくり活動 (高松市塩江町)

企業による森づくり活動
(高松市塩江町)

県では、森林ボランティアの自主的な森づくり活動に対し、専門の林業職員による技術指導、用具等の貸出、活動費の助成を行い、県民参加の森づくりの輪が広がるよう、様々な活動をサポートを行っています。

平成21年10月23日には、県民共有の財産である森林を守り育てていくため、県、市町をはじめ、森林、林業関係者や森づくり活動を行っている団体と共同で、毎年11月11日を、「かがわ 山の日」と宣言しました。この「かがわ 山の日」宣言の記念行事として、企業との協働の森づくり活動や県植樹祭・シンポジウム開催など多彩な行事を行いました。

また、県民参加の森づくりを一層進めるため、平成19年度から、「フォレストマッチング推進事業」に取り組んでいます。この事業は、県が手入れの必要な森林の情報を収集して、森づくりに関心のある企業に提供し、企業の参加と経費負担による「協働の森づくり」を推進しています。平成19年度以降、8社と森づくり協定を締結し、これまで、社員やそのご家族の皆様方、約1,200人が、ヒノキなどの植林や間伐などの森づくり活動に、熱心に取り組んでいただきました。

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さらに、平成20年10月1日から、企業等が実施した植栽、間伐などの森林整備等の効果をCO2吸収量の数値で認証する「森林の整備等によるCO2吸収量認証制度」をスタートしています。

この制度では、「香川県生活環境の保全に関する条例」で一定以上の温室効果ガスを排出する特定事業者や「フォレストマッチング推進事業」に参加する企業などが行う森づくり活動に応じて、県が認証した数値を、CO2の吸収量として位置付け、社会貢献活動(CSR活動)に関心のある企業・団体に、県内の森林で整備活動にご参加いただくことで、地球温暖化防止対策へのご協力をお願いしています。

これまでに「フォレストマッチング推進事業」に参加している18社にCO2吸収量の認証書を交付しました。今後は、この事業のメリットを広く普及し、フォレストマッチング推進事業と相まって、森林整備等の活動に参加する企業等が増えていくことが期待されます。

県産木材の利用の促進

かがわの森 アンテナショップ

かがわの森 アンテナショップ

県では、県産ヒノキを利用したベンチ等の木製品の試作をはじめ、端材を活用した割りばしのPRや、各種イベントなどで、県産ヒノキの認知度アップに努めています。平成21年4月には、森林や木材に関する関心や理解を深め、県産木材製品の良さを体感していただくため、JR高松駅前の高松シンボルタワー内に「かがわの森 アンテナショップ」を設置しました。「アンテナショップ」では、香川の森林に関する情報はもとより、柱などの木製品の常設展示をはじめ、販売・斡旋や、木工教室等のイベントを随時開催し、好評を得ています。

企業の皆様へ

香川県では、「みどり・うるおい・にぎわい」に満ちた生活・社会の実現にむけて、企業等との協働の森づくりの推進や県産木材の利用の促進など、森林の保全・整備に積極的に取り組んでいます。企業の皆様のご理解とご協力をお願いします。

制度概要

※平成29年3月31日現在
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● 制度の名称:
「フォレストマッチング推進事業」
● 制度導入年:平成19年
● 対象森林:市町有林、財産区有林、私有林
● 契約年数:原則として5年以上
● 協定締結状況:20
● 評価制度の概要:
○CO2吸収量の認証
県知事による認証
「香川県生活環境の保全に関する条例」で作成が義務付けられている「地球温暖化対策計画」の中でCO2の削減量として位置付けることができる。

お問い合わせ先

<行政>
香川県 環境森林部 みどり整備課 森づくりグループ
● 住所:〒760-8570 香川県高松市番町4-1-10
● TEL:087-832-3460
● FAX:087-806-0225
● E-mail:midoriseibi@pref.kagawa.lg.jp
● ホームページ:http://www.pref.kagawa.jp/kankyo/

<民間>
(公財)かがわ水と緑の財団(かがわ森づくりコミッション)緑化推進事業課
● 住所:〒760-8570 香川県高松市番町4-1-10
● TEL:087-832-3466
● FAX:087-806-0225
● E-mail:midori@etude.ocn.ne.jp
● ホームページ:http://www.k-green.or.jp/index.php