企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

石川県 企業の森づくり推進事業

産官学民のパートナーシップを生み出す風土

地域と森林の特色

雄大な白山と日本海の恵みに連なる、森林の保全再生活動。多様な主体が連携した取り組みの数々。石川県には、企業が多様な主体と連携しながら、先進的な森づくりを生み出していく風土があります。

企業の森づくり

石川県の森づくり

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石川県の「企業の森づくり推進事業」は、平成19年にはじまりました。対象となる森林は、県有林、市町有林、私有林など民有林全般。県と地域、そして(社)石川の森づくり推進協会や石川フォレストサポーター会などのサポートパートナーと連携しながら、県内25カ所で企業の森づくりを進めています。

それぞれの取り組みの内容も多様化してきています。最近の事例としては、平成21年3月に協定が締結された「おくりび山ジェイ・バスの森」があります。小松市瀬領町のおくりび山には遊歩道が設けられていましたが、樹木が生い茂るなど保全を必要とする状況でした。このおくりび山をなんとかしたいという地元住民の意向と、地域に役立ちたいという地元企業の「ジェイ・バス(株)」を、県が橋渡し。地域住民と協力しながら、10年計画で里山を再生していこうという取り組みがはじまりました。

また、石動山の森林保全を目的とした「のと共栄信用金庫」は、森づくりの一環として間伐材を有効活用。地域の森の保全に預金者と一体で取り組むことを目的とした森づくりファンド「やまもり」など、本業と連携した取り組みも行っています。さらに間伐材を使ったベンチやプランターを公園や公共施設に提供し、木づかいにもご協力いただいています。平成20年度からは石川県のCO2認証の制度もはじまり、「のと共栄信用金庫」は他2社と共にその認証の第1号ともなっています。

バリエーションに富んだフィールド

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企業の森のフィールドとしてご紹介できる民有林は、県内各地にあります。例えば、近年グリーン・ツーリズムの拠点としても注目されている奥能登は、企業の森を社員の福利厚生などでも利活用したいとお考えの企業にはおすすめのエリアです。奥能登エリアの中でも「春蘭の里」は、農家民宿施設、交流プログラムが充実していることなど、受け入れ体制が整っており、また「きのこが生えてくる森づくり」をテーマにした森林整備なども行われていますので、森づくりにはじめて取り組まれる企業にとってもおすすめできる環境です。能登空港から車で10分ほどに位置する「石川県健康の森」も、キャンプ場や交流センターなどの設備が整っており、楽しみながら森づくり活動ができるフィールドです。

中能登エリアには、春夏は能登島のイルカウォッチング、秋冬は七尾湾のとれたての牡蠣を食べるなどの体験プログラムがあり、山と海が近いという地理特性を活かして、山での森づくりと、海での自然体験プログラムを組み合わせるといったことも可能です。

県都・金沢近郊での森づくりをお考えであれば、「石川県森林公園」があります。1,150haという面積で森林公園として本州一を誇る規模ですが、金沢市街からクルマで30分程度と近く、県民にも親しまれている森ですので、アピール度が高いフィールドです。

もちろん、こちらで掲げさせていただいた森林フィールド以外でも、御社のご要望にあわせたフィールドやプログラムを紹介できますので、お気軽にご相談ください。

里山里海をテーマにした森づくり

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最後に、森づくりともつながりのある特徴的な取り組みをいくつかご紹介させていただきます。

里山や里海の保全と再生、さらに環境に配慮した農林水産業を基盤とした地域振興を目指す金沢大学の「里山里海自然学校」は、産学官民が連携した特徴的な取り組みの一つです。また、年間300を超える、四季折々の多彩な自然体験プログラムを実施し、エコツーリズム大賞 優秀賞を受賞した「いしかわ自然学校」は、県内施設、団体等が連携して、全国でも先進的にネットワーク型で実施している取り組みです。「ふるさとの森再び」キャンペーンは数十社が協賛した森林整備活動です。このように石川県には、様々な枠組みを越えたパートナーシップで多様な主体が参加しながら取り組みを進めていくという風土があります。

さらに、平成20年4月に、国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットが、アジアでは初めて、世界でも6番目の施設として、金沢市内に設置され、「日本における里山里海サブ・グローバル・アセスメント(SGA)」が進められています。石川県は、里山里海の保全再生に係る取組をさらに充実させるため、里山や里海を中心とした石川型の「生物多様性戦略ビジョン」の策定も検討中です。

企業の皆様へ

こうした取り組みを背景に、森林の公益機能保全などをテーマにした企業の森づくりを長期的に展開することができれば、CSRとしての価値もより高まるのではないでしょうか。

制度概要

※平成22年9月30日現在
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● 制度の名称:
「企業の森づくり推進事業」
● 制度導入年:平成19年
● 対象森林:
県有林、市町有林、私有林
● 契約年数:1年毎に更新
● 協定締結状況:22社25箇所
● 評価制度の概要:
○CO2吸収量の認証
県知事による認証

お問い合わせ先

<行政>
石川県 農林水産部 森林管理課 森林企画グループ
● 住所:〒920-8580 石川県金沢市鞍月1-1
● TEL:076-225-1642
● FAX:076-225-1645
● E-mail:shinkan@pref.ishikawa.lg.jp
● ホームページ:http://www.pref.ishikawa.jp/shinrin/zei/index.html

<民間>
(社)石川の森づくり推進協会(いしかわ森づくりサポートセンター)事務局(資機材の調達・指導者の派遣)
● 住所:〒920-0362 石川県金沢市古府1-197
● TEL:076-269-4140
● FAX:076-240-7960
● E-mail:mori@angel.ocn.ne.jp
● ホームページ:http://www.ishikawa-moridukuri.com/

(財)石川県緑化推進委員会(石川フォレストサポーター会)事務局(指導者の派遣・サポーターの育成)
● 住所:〒920-0362 金沢市古府1-197 農林会館2階
● TEL:076-240-7075
● FAX:076-240-7076
● E-mail:isikawa.ryokusui@arrow.ocn.ne.jp
● ホームページ:http://www.isikawagreen.or.jp/top.html