企業の森づくりサポート制度

全国各地で提供されている、 特色ある「企業の森づくり」サポート制度を、都道府県別にご紹介します。

福島県 企業の森林づくり

「もりの案内人」もサポート。
うつくしまの「森林(もり)との共生」

地域と森林の特色

県民一人一人が参画する新たな森林づくり

福島県の森林は県土の70%(97万ha)を占め、豊かな自然環境と良好な生活環境を生み出しています。本県は「森林(もり)との共生」の理念に基づく循環型社会の実現に向けて、平成14年度に「うつくしま森林・林業・木材産業振興プラン21」を策定し、10ケ年の基本目標を掲げて施策を展開しています。平成18年度からは、豊かな森林を県民共有の財産として守り育て次世代に引き継ぐため、森林環境税を導入し、「県民一人一人が参画する新たな森林づくり」に取り組んでいます。平成20年度は「森林環境基金事業」によって、森林環境の適正な保全や森林資源の利用促進・県民参画の推進等10億円余の事業を展開しました。

「企業の森づくり」は、「県民参画の推進」という主要分野のなかで「森林ボランティア総合対策事業」の一事業として位置付けられています。主な事業内容は、企業の森林づくりの推進をはじめ、森林づくり活動の広報、森林ボランティアに関する情報収集・提供、相談窓口業務等を行う「森林ボランティアサポートセンター」の設置や森林づくりを先導するボランティア団体の活動支援などです。

ふくしま県民の森と「もりの案内人」

福島県大玉村には「ふくしま県民の森フォレストパークあだたら」があります。「森林との共生」を普及・体験する場として、また「福島県森林ボランティアサポートセンター」の事務局を設置して、森林ボランティアの各種支援サービスを担っています。また、本県では、森林づくりや自然観察会など森林とのふれあいを通して、森林の役割などを県民に広く伝えるボランティアによる指導者として、「もりの案内人」を養成しており、現在405名が認定され、県内全域で自然体験や環境教育のサポートを行っています。

環境貢献企業活動への支援

近年、企業の社会的責任(CSR)に対する関心が高まり、環境保全活動等に取り組む企業や団体等が増加しています。そこで、社会貢献活動に関心の高い企業や団体等に森林づくりに参画していただき、県民全体で森林の保全に努めていきたいと考えています。平成19年度には、企業の森林づくりへの意向調査を実施し、現在フィールドの紹介や指導者の紹介及び協定締結の支援など総合的なコーディネートを実施しています。

森林ボランティア:3つの参加方法

森林ボランティア活動には以下の3つの参加方法があります。(1) 森林の保全活動(植樹・下刈り・枝打ち・間伐・美化活動など)、(2) 森林の大切さを県民に伝える活動(自然観察会・木工クラフト・環境教育など)、(3) 上記の(1) (2) を支援する活動(指導者派遣・活動場所の提供・講習会の開催など)。「福島県森林ボランティアサポートセンター」では、県森林保全課と連携して、「森林ボランティア」活動に必要な総合的サポートを行っています。

企業の森づくり

「企業の森林づくり活動」の支援

企業、団体が森林づくり活動に参画し、県民全体で森林の保全に努めていくため、企業、団体が継続的に使用できる活動フィールドの斡旋、協定締結に対して支援を行っています。企業側には、(1) CSR活動(社会貢献・環境貢献)、(2) 社員・家族の福利厚生や環境教育の場、(3) 企業イメージアップなどのメリットが期待できます。具体的な森林づくり活動の種類は、企業ニーズ等に合わせて次の5種類とその複合型が選択できます。(1) 人の参加型、(2) 自社有地活用型、(3) 寄附型、(4) 普及啓発型、(5) 事業活動との連携型。

取り組みの事例

株式会社東邦銀行

「とうほうの森」(須賀川市)
平成21年6月5日に㈱東邦銀行、須賀川市、福島県の三者により本県第一号となる「企業の森林づくり協定書」の調印式を実施し、同日付で協定書を締結しました。㈱東邦銀行が須賀川市所有の「うつくしま未来博記念の森」の一部、2.04ヘクタールを無償で借り受け、植栽や下草刈りを3年間実施するというもので、翌日の6月6日に社員やその家族約300人が参加し、ハナモモ、ナナカマドなど約200本の植樹活動を実施しました。

「とうほうの森」(喜多方市)
平成21年10月8日付で㈱東邦銀行、喜多方市、福島県の三者により2箇所目となる「企業の森林づくり協定書」を締結しました。㈱東邦銀行が喜多方市所有の「中山森林公園」の一部1.14ヘクタールを無償で借り受け、除間伐や植栽、下刈りを3年間実施するというもので、10月25日に社員やその家族約300人が参加し、オオヤマザクラ、ヤマボウシなど200本の植樹活動を行うとともに、福島県が養成した「もりの案内人」による自然観察会を実施しました。
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株式会社東芝

「東芝グループ150万本森づくり」(福島市)
平成22年8月25日に(株)東芝、福島県北森林組合、福島市、福島県の四者により「企業の森林づくり協定書」締結しました。

(株)東芝が、福島県北森林組合所有の森林4.2ヘクタールを無償で借り受け、植栽や下草刈り等を5年間実施するというもので、平成22年10月9日、県内の東芝グループ4社の社員やその家族約140人が参加し、スギ、ヒノキ、1500本の植樹活動を行われました。

平成23年度の活動は、東日本大震災の影響で開催が危ぶまれましたが、平成23年10月15日、県内のグループ4社の役員、社員等50名が参加し、スギ0.16haの植樹活動を実施しました。
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社団法人福島県トラック協会

「トラックの森」(下郷町)
平成22年11月6日に県トラック協会、下郷町中山区、下郷町、福島県の四者により「企業の森林づくり協定書」を締結しました。

県トラック協会は、下郷町及び中山区所有の原野の一部0.6haを無償で借り受け、植栽や下草刈りを3年間実施するというもので、同日午後に会員やその家族約100人が参加し、コナラ、トチノキなど約200本の植樹活動を行いました。 平成23年の活動も、90名の会員、家族等が参加し、コナラ。コブシ等200本の植樹活動を実施しました。
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イオングループ

「イオングループの森林づくり」(大玉村)
平成23年1月31日に、県内で店舗を展開するイオングループ3社、(財)ふくしまフォレスト・エコ・ライフ財団、福島県の三者により、レジ袋有料化に伴う収益金を活用した「イオングループ森林づくり協定書」を締結しました。

協定の内容は、ふくしま県民の森の8.16haで実施する森林整備にかかる費用を、5年間イオングループ3社が負担するもので、平成22年度は、森林内活動が行いやすいよう立木の整理伐・除伐0.5haを実施しました。

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企業の森林づくりフィールドの紹介

県森林保全課にご相談ください。

企業の皆様へ

森林を守り育て未来につなぐ「福島の企業の森林づくり」を一緒に始めませんか!

制度概要

※平成23年12月1日現在
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● 制度の名称:「企業の森林づくり」
● 制度導入年:平成19年
● 対象森林:民有林
● 契約年数:5年を基本とする
● 協定締結状況:5箇所
● 評価制度の概要:なし

お問い合わせ先

<行政>
福島県農林水産部 森林保全課 緑化担当
● 住所:〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
● TEL:024-521-7441
● FAX:024-521-7947
● E-mail:watanabe_kazuyoshi_01@pref.fukushima.jp
● ホームページ:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36055d/

<民間>
(特)福島県森林ボランティアサポートセンター
● 住所:〒969-1302 福島県安達郡大玉村玉井字長久保68
(ふくしま県民の森フォレストパークあだたら内)
● TEL:0243-48-2040
● FAX:0243-68-2060
● ホームページ:http://f-fvsc.com/

(公社)福島県森林・林業・緑化協会
● 住所:〒960-8043 福島市中町5-18  林業会館
● TEL:024-524-1480
● FAX:0024-521-3246
● E-mail:info@fukushima-green.jp
● ホームページ:http://www.fukurin-net.jp/