美しい森林づくり推進国民運動について

運動の趣旨

森林(もり)は、私たちのくらしの礎(いしずえ)です。それは今も昔も、未来も変わりません。
森林は、水をかん養します。生活に必要な基礎素材を持続的に生産します。心身を癒してくれます。伝統文化を育んできました。ふるさとの風景をつくります。多様な生き物たちのすみかです。二酸化炭素の吸収源として、地球温暖化防止の役割もクローズアップされてきました。緑の多様な働きのすべてを市場価値で計ることはできませんが、私たちが生きていくうえで欠かすことのできない人類共有の財産です。

しかし、その緑が活力を失いかけています。
先人たちの努力により、今も国土の7割近くが森林に覆われていますが、木々の手入れ不足が目立ってきています。また、山村の人口が減り、森林の働き手も足りない状況となっています。そのため、せっかく育てた木材も使われずに放置されるとともに、里山の野生動物にも異変が起こっています。みんなで知恵を出し、行動を開始することで、森林づくりに励む人々が元気を取り戻し、都市住民・企業が森に目を向け、生活に木を取り込み、森林のくらしを見直すことで、「美しい森林づくり」を再生することが期待されています。

そこで、豊かな森林の恵みを引き出し、科学技術と自然が共存する新たな文化とライフスタイルを築くためのさまざまな行動を進めるために、平成19年2月からスタートしたのが、「伝えたい木の文化、残したい美しい森」を合言葉とした「美しい森林づくり推進国民運動」です。

運動の内容

運動の内容としては、政府からは大きく次の三つがあげられています。

一つ目は、幅広い国民の参画に対するアプローチ。民間企業に対する協力の呼びかけや、NPOと連携した取り組み、農山村住民への働きかけなどがあげられます。
二つ目は、森林所有者に対する取り組み。農山村地域での働きかけや、不在村者(327万ha)に対する「自分の山再発見運動」の呼びかけ。
三つ目は、国産材利用の拡大を呼びかける「木づかい運動」です。

また、平成19年6月に「美しい森林づくり全国推進会議」の設立総会で採択された「美しい森林づくりのための行動宣言」では、以下の6つの活動を推進することが宣言されています。

  1. 幅広い国民の参加を得ながら多様で活力のある森林づくりを進めます。
  2. 科学技術を生かした新たな利用開発を行うなど国産材の活用に取り組みます。
  3. 快適で、環境にもやさしい「木のあるくらし」「国産材を使うくらし」を広げていきます。
  4. 都市と山村の交流・協力に努めます。
  5. 森林づくりを進める地域と人々を励ますボランティア活動を促していきます。
  6. 多様な生物の保全と次代を担う青少年の環境教育に力を注ぎます。

詳しくは、
政府インターネットテレビ 21ch地球環境・サミット
で、さまざまな「美しい森林づくり」が紹介されていますので、こちらもご覧ください。

発信日時/タイトル 解 説
seihu01 2007/04/05 04:56
モリゾー&キッコロの「美しい森林づくり」(はじまり編)
seihu02 2007/04/26 05:58
モリゾー&キッコロの「美しい森林づくり」(かんばつ編)
seihu03 2007/07/12 06:57
眞鍋かをりの「美しい森林づくり、しましょ!」
「伝えたい木の文化、残したい美しい森」のキャッチフレーズで展開する「美しい森林づくり推進国民運動」。
「森林の大切な役割」や「森林を取り巻く問題」について、眞鍋かをりさんと一緒に考えてみませんか?
seihu04 2007/07/12 07:39
眞鍋かをりの「美しい森林づくりは、もう始まっている!」
「美しい森林づくり推進国民運動」の一環として既にスタートしている各地のプロジェクト。その一部を、眞鍋かをりさんが紹介します。
あなたも「森林との関わり合い方」を見つめ直すことから始めてみませんか?
seihu05 2007/07/19 07:28
眞鍋かをりの「美しい森林づくりは、身近なところから!」
「こども自然体験教育」や「森にやさしいグッズの開発」など、身近な「美しい森林づくり推進国民運動」を、眞鍋かをりさんが紹介します。
あなたも自分にもできる「森林との関わり合い方」を考えてみませんか?
seihu06 2007/11/22
モリゾー&キッコロの「美しい森林づくり」(木づかいで森林づくり編)
森林を元気にするには、人間が木を使うことがとても大切であることをキッコロとモリゾーがわかりやすく伝えます。
seihu07 2007/11/29
モリゾー&キッコロの「美しい森林づくり」(木のたてもの編)
木材を使って建物が作られることの良さ、大切さをキッコロとモリゾーがわかりやすく伝えます。

運動の推進体制

「美しい森林づくり推進国民運動」を、政府一体となって効果的かつ戦略的な展開を図る観点から、閣僚会合や関係府省庁の局長級の連絡会議、そして農林水産省「美しい森林づくり推進国民運動」推進本部が設置されています。

また、官民一体となった運動を推進するために、民間主導により、各界(経済界、NPO、地方自治体、農林水産業界等)の代表からなる「美しい森林づくり全国推進会議」が平成19年6月に設立されており、さらに地方レベルの推進組織が順次立ち上げられ、これらが連携を取り合い、運動が推進されています。

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