地域と森林の特色
秀峰「大山」をはじめ、 レベルの高い自然が育む清涼な水。
中国山地最高峰である秀峰「大山」が育む豊かな水。その清流は有名飲料メーカー2社が工場を構え、取水し販売していることからも分かるように、全国有数のおいしくてきれいな水が流れています。その大山水系の恵みを活かした米子市の水道は浄水場がない(必要としない)ことが特徴で、全国的にも珍しく、「おいしい水道水」を求めてたくさんの観光客が訪れます。また、境港市は妖怪の街として有名ですが、逆に言うと妖怪が住めるくらい豊かな自然が残っていて、人と自然が共生する暮らしが息づいているという証でもあります。日本一の大砂丘「鳥取砂丘」など見所もいっぱい。自然との共生がテーマとなる時代、高い水準で維持された自然と文化が県内各地に残る鳥取県は、限りない可能性を秘めた地域と言えます。
 フィールドから一望される「大山」
「食のみやこ鳥取県」 〜鳥取県人は、うまいものを食べている。〜
鳥取県では、この自然の恵みを活かし、「食のみやこ鳥取県」をキャッチフレーズに、「県民が選ぶとっとりの旨いもん100」や「学校給食の地産地消」など様々な事業を展開しています。二十世紀梨や松葉ガニは全国的にも有名ですが、それらに限らず鳥取県には「うまいもの」が目白押しです。例えば、森づくり活動の際に地元食材を使った「おもてなし」の昼食が提供されるプランも可能です。豊かな食文化と人のあたたかさが共存する鳥取県には、風土に根付いた古(いにしえ)の生活文化を大切に伝える心があるのです。
多様な森林と、多様な主体による取り組み。
「智頭杉」で知られる智頭町は、森林率が93%と高く、そのうち78%を人工林が占める林業の町です。町全体が森林保全や地域づくりに対する熱意に満ち、グリーンツーリズムの取り組みも盛んな地で、森の幼稚園や、関西圏からの玄関口という地の利を活かした森林セラピー基地構想などを積極的に展開しています。この他にも、中国山地のブナ林や海岸に広がる松林など、鳥取県には多様な森林の形態がありますが、現在は、荒廃が進み間伐・枝打ちなどの整備が必要な人工林が増えており、クロマツで構成される鳥取砂丘周辺の海岸林などでは、松くい虫の被害を受け早急な植栽が求められています。「食のみやこ鳥取県」を支える健全な森と豊かな水。鳥取県では、山紫水明なる森林を多様な主体によって守るための一つの取り組みとして、企業の皆様のCSR活動等の場として森林を活用していただく「とっとり共生の森」を推進しています。
また、この動きは、企業と農村をつなぎ、お互いのメリットを享受しながら「いのちの里」を支える仕組みづくりにもつながり、「とっとり共生の里」づくり支援事業もスタートしました。「NPO法人学生人材バンク」は、鳥取大学など県内在住の学生を中心に約800人の登録会員が在り、農村ボランティア活動などを通じて、県内各地の地域活動に参加していますので、地域と連携した里づくりも可能です。このような動きとも連動しながら、鳥取県では、森と里を「共生」のキーワードに結びつけています。
企業の森づくり
“まち”から“すぐ”の森づくり 〜とっとり共生の森〜
東西約120km、南北は狭いところで20kmというコンパクトな地形を活かし、「“まち”から“すぐ”の森づくり」をキャッチフレーズに企業の皆様の森づくりをお手伝いします。森林と海が近い特徴を活かした「海を眺めながら活動を行える森林」や、「中国地方最高峰の秀峰「大山」を一望可能な森林」など鳥取県ならではのフィールドがあります。
また、鳥取県は、企業の森づくりに対するトップのコミットメントを大切にしており、調印式には企業のトップ、知事、市町村長が出席し、自らが森づくりに対する意思表示を行なっています。トップを含め、県、市町村も万全の支援体制を整え、企業、県、市町村が協働で事業を進めています。さらに参加企業、県、市町村の関係者が集まり意見交換会を開催するなど、関係者全員の協議による事業推進を大切にしています。
取り組みの事例
● 「サントリー天然水」を製造する「奥大山ブナの森工場」
「サントリー天然水」を製造する「奥大山ブナの森工場」近くで活動するサントリーは、協定期間が30年。森林インストラクターによる森林環境教育で林業の大切さ、水の大切さを教え、工場見学なども組み合わせて森づくりを推進しています。企業の森づくりでの協働がきっかけとなり、「サントリー天然水」の売上の一部を森づくりに寄付する同社のキャンペーンでは鳥取県にも寄付をいただき、学生による木製ベンチ・デザインコンペを実施しました。優秀作品は実際に製作し、県の公共施設に設置されています。
 とっとりの木を使った森づくり推進事業 最優秀作品
● 山陰合同銀行の「ごうぎん希望の森・智頭」
山陰合同銀行の「ごうぎん希望の森・智頭」では、同行が事務局を務めるボランティア団体のネットワーク「森林を守ろう!山陰ネットワーク」の会員でもある「鳥取市女性の森グループ」とも協働して森づくりに取り組んでいます。この活動は、智頭杉を使った木製ベンチを銀行の店舗に実際に設置する試みにもつながっています。
 「ごうぎん希望の森 智頭」
企業の皆様へ
鳥取県は、森林環境保全税を全国で3番目に導入。県民参加の森づくりを基本としており、林業の大切さ、木の良さを理解いただき、「みんなで」取り組む森づくりを目指しています。「とっとり共生の森」がそのきっかけとなるように、県・市町村が連携してご提案・ご支援いたします。また、平成22年からは、県有林でオフセット・クレジット(J-VER)を取得し、CO2削減に取り組む企業の皆様に購入いただける体制も整います。企業の皆様の鳥取県での活動をお待ちしています。
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