
地域と森林の特色「水」豊かな里・福井福井県の形は「象の横顔」に似ている、と表されます。九頭竜川の源流域を含む山並み美しい越前と、象の鼻のように細長く海沿いに伸びる若狭は「越山若水」とも呼ばれ、深山から日本海まで、多彩な自然に恵まれています。全国でもトップクラスの福井の「長寿」を支えている要因のひとつが、福井県に古くから受け継がれてきた、海・山・里の旬の幸を活かした伝統的な食生活にあると言われています。また、水道の水源の約7割が地下水で賄われており、数多くの湧水や、若狭の海、ラムサール条約湿地に登録された三方五湖など、「水」をめぐる風景も多様です。 福井県の森林施策福井県は、その75%を森林に占められています。森林は美しい水や空気を育み、多様な生態系を支えるなど、県民にとってかけがえのない財産です。しかし、わが県でも森林を支えてきた山村地域における過疎化や高齢化の進行、木材価格の低迷などにより、森林の荒廃が進みつつあります。平成16年7月に起きた福井豪雨では、県内に死者・行方不明者5名、住宅の被害14,044世帯という甚大な被害がもたらされました。 進む県民ボランティアの取組み森林づくりは行政の施策だけでなく、県民の皆様の協力によっても進められています。福井県では平成8年から「フォレストサポーター」の育成を行っています。フォレストサポーターは、林業や森林に関する25の講座や実技研修を受講ののち、県知事によって認定されます。現在約110名が登録され、各種催しでの植樹、下刈りや枝うちなどの森林整備作業や、クラフトづくりの指導など、県民参加の森づくりのサポートをしてくださっています。また県内各地では、「元気な森づくり」県民運動と称して、多くの市民団体や企業の皆様が「企業の森づくり」「里山の森林づくり」「豊かな海の森林づくり」「ふるさとの森づくり」など、さまざまなテーマのもとに活動が展開されています。 企業の森づくり企業参加の森づくり現在、森林をとりまく社会情勢は大きく変化しています。森林を健全に維持するためには、管理のすべてを森林所有者にゆだねるのではなく、森林の恵みを享受する社会の多様な主体の参画によって、森づくりを推進していく必要があります。そのための新たな制度として、福井県では2007年から「企業の森づくり」に本格的に取り組み始めました。企業の皆様のご要望にあわせて、森林ボランティア活動をコーディネートさせていただいています。現在、5社の皆様にご協力をいただいています。 ![]() 取り組みの事例● (株)NTTドコモ北陸の森づくり(ドコモ 勝山平泉寺の森)
協定締結日時:平成19年10月5日
対象森林:勝山市市有地 0.1ha NTTドコモ北陸社員の方が、ミズナラやブナなどを継続して植栽、下刈りなどの「森づくり」にご協力くださっています。 ![]() ● 北陸電力(株)の森づくり(北陸電力グループ 杣山の森)
協定締結日時:平成20年10月18日
対象森林:南越前町町有地 3.81ha 北陸電力では、2008年から自治体の森づくり事業に参画し「水の恵みありがとう!森に恩返し活動」に取り組まれています。社員の皆様やご家族の皆様がお越しくださり、トチノキやブナなどの落葉広葉樹を継続して植えてくださっています。 ● (株)平和堂の森づくり(平和堂 越前泰澄の森)
協定締結日時:平成20年11月26日
対象森林:越前町町有地 0.79ha 福井県内の店舗社員とご家族の皆様がお越し下さり、4種類のサクラ60本の木が植えられました。 ● アイシン・エイ・ダブリュ工業(株)の森づくり(エイ・ダブリュ・アイ エコの森)
協定締結日時:平成21年5月16日
対象森林:南越前町町有地 2.38ha 活動地はダム上流であることから、水資源の確保に貢献しようと会社役員の皆様がコナラやミズナラなどの落葉広葉樹を植えられました。 企業の皆様へ福井県では、2009年6月7日の第60回・全国植樹祭の開催をきっかけに、福井の「元気な森・元気なふるさと」を次の世代に引き継いでいくため、県民みなで「身近なところから取り組める運動を」という精神で、森づくりに取り組んでいます。森の中の小道を歩く「フットパス」体験会、地域での憩い森を整備する「ふるさとの森づくり」活動、家庭や地域での花や花木を植栽する「花と緑にあふれる地域づくり」活動など、さまざまな機会が設けられています。ぜひ、企業の皆様にも、福井の森林や豊かな自然にふれていただければ幸いです。作業の後は、近隣での温泉や、名物「越前おろしそば」など、疲れをいやす恵みも豊富です。エコツアーや農業体験も盛んな県ですので、柔軟なプログラムを提案させていただきます。ぜひ、皆さまのご要望をお聞かせ下さい。
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