地域と森林の特色
縄文からつながる「青い森」の文化と自然
青森県は、我が国最大級の縄文集落跡である特別史跡・三内丸山をはじめとして縄文文化の様相を今に伝える遺跡の宝庫で、人類共通の貴重な宝として未来に残すべき数多くの文化遺産に恵まれています。縄文時代に形成されたと言われる世界自然遺産・白神山地のブナ林を母なる森としながら、太古の昔から現代に受け継がれてきた美しい自然と人とのつながり。青森では、悠久の時の流れを肌で感じることができます。
 岩木山と水田とりんご畑
世界遺産・白神山地のブナ林や日本三大美林・ 青森ヒバ林など、バリエーション豊富な森林
白神山地をはじめ、樹氷で知られる八甲田山、カルデラ湖の十和田湖周辺、津軽富士として親しまれる岩木山、本州北端の下北半島など、青森県には景観的にも優れた森林がたくさんあります。樹種のバリエーションも豊富で、白神山地、八甲田山のブナ、下北半島・津軽半島の日本三大美林青森ヒバ、県南地方のアカマツ、海岸線にはクロマツ、全国第4位の造林面積を誇るスギ人工林などが県内にバランス良く分布しています。
多様な美しい森林には、様々な生き物が生息し貴重な生態系を保ちます。また、森林は私たちの生活にたくさんの恵みを与えてくれます。
 白神山地のブナ林
しかし、手入れが行き届かず放置され、荒廃が進んでいる森林が増えている現在、先人が営々と積み重ねてきたこの貴重な森林をみんなで次の世代に引き継ぐ必要があります。
豊かな食文化とグリーン・ツーリズムの取り組み
青森は食のバリエーションも豊富です。雄大な森林から生み出される水系が広範囲に分布し、田園を豊かな清流で満たしています。この恵まれた自然を活かし、南部地方の畜産、にんにく(全国1位)、長いも(全国1位)、さくらんぼ(全国3位)、津軽地方のりんご(全国1位)や米など、地域ごとに特色ある農業が営まれています。また、三方を太平洋と日本海、津軽海峡で囲まれ海産物も豊富。他にも津軽在来の枝豆「毛まめ」、弘前在来のトウガラシ「清水森ナンバ」などのこだわりの逸品も多く、自然の恵みが四季を通じて美味しい旬の食材を与えてくれる、まさに「食の宝庫」です。
青森県では、平成22年の東北新幹線全線開業に向けて、青森県らしい豊かな農山村資源を活かしたグリーン・ツーリズムの取り組みを強化しています。平成15〜19年度合計で農家民宿の許可取得件数は253件に達しており、この数字は全国第3位。農家民宿による修学旅行生の受入れのほか、最近では大学のゼミや海外からの農業・農村体験受入実績も増えてきました。
企業の森づくり
都市と農山村の交流と森づくり
青森県が進める「企業の森」づくり『未来づくり森づくり支援事業』は、先進的なグリーン・ツーリズムの取り組みとも連動しながら、都市と山村の交流を促進し、山村地域の活性化と緑あふれる豊かな森づくりを進めています。
青森県は全国第4位の温泉地の数を誇り、至るところに温泉があるのも特徴です。また、県と青森県森林環境教育推進協議会が連携して「森林環境教育指導者データベース」を整備しており、様々なスキルを持った「個人」や「団体」が多様な「プログラム」を登録しています。県と市町村の連携も密であり、これらのことから、企業の皆様に多彩なメニューのご提供が可能です。
「企業の森」候補地には世界自然遺産「白神山地」の周辺地域や「ミニ白神」のブナ林、岩木山が一望できる森、下北半島の青森ヒバ林など多様なフィールドがあります。今後、県内を調査し、企業の要望にお答えできるフィールドを随時追加して参ります。
取り組みの事例

企業の森「青森銀行従業員組合」
● 青森銀行従業員組合
県内初の「企業の森」として3年間の協定を締結。青森市月見野森林公園において植樹活動を実施しています。

企業の森「株式会社東芝」
● 株式会社東芝
本県全域での森林整備を推進するための「森林整備に関する青森県と東芝との包括協定」を締結し、この一環として三沢市有林及び七戸町有林を対象に5年間の協定を締結。三沢市ではクロマツ林の除・間伐を、七戸町では植樹活動を実施しています。
 社団法人日本ユネスコ協会連盟及び
株式会社レインボー・ジャパン
● 社団法人日本ユネスコ協会連盟及び株式会社レインボー・ジャパン
世界遺産白神山地に隣接する西目屋村有林を対象に5年間の協定を締結。株式会社レインボー・ジャパンが資金面でバックアップし、社団法人日本ユネスコ協会連盟が活動主体となってスギの間伐やブナの植樹などを実施しています。

積水ハウス株式会社東北営業本部
● 積水ハウス株式会社東北営業本部
水土保全林として重要な森林に位置づけられている五所川原市の財産区有林を対象に5年間の協定を締結。植樹活動などを実施しています。
● イオングループ(東北4社)
八戸市南郷区の島守県有林を対象に5年間の協定を締結。有料化したレジ袋の収益金を活用し、アカマツの間伐や植樹のほか、歩道の整備や野鳥巣箱の設置など、森林環境教育の場としても活用できる森林整備を行うこととしています。
企業の皆様へ
白神山地に残る原生的なブナ林は、現存するブナ天然林としては世界最大級で、500種を超える植物が自生し、ニホンカモシカやツキノワグマ、ニホンザル、イヌワシなど多くの動物が生息する貴重な生態系が維持されています。また、青森県はニホンザル、ゲンジボタル、自生する椿、天然スギなどの日本における北限の地であり、生物多様性の側面からも、バランスの取れた多様な森林の形態を持つ青森県の森林づくり人づくりに、是非ご参加ください。
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