
地域と森林の特色産業と環境の基盤となる 「森林・里山・都市の緑」愛知県の森林は、県土の約43%(21万9千ha)を占め、本県の社会経済の発展と潤いある県民生活の基盤となっています。また、東海地方は、大消費地をひかえた木材の集散地であることから、伝統的に木材の流通・加工の拠点ともなっており、木材・木製品出荷額は全国第1位の座を占めています。こうした環境に加えて近年は、地球温暖化防止や環境保全に対する社会的関心の高まりを背景に、県民や企業等の参加による森林整備への取り組みが活発になってきています。本県では、県条例に基づく「食と緑の基本計画」を策定し、「森林・里山・都市の緑」を総合的かつ計画的に保全活用する施策を進めています。 ![]() あいち海上の森センターおよび海上の森 「あいち森と緑づくり事業」がスタート愛知県では、森や緑を「県民共有の財産」として位置づけ、森林・里山・都市の緑をバランスよく整備、保全し、「山から街まで緑豊かな愛知」の実現を目指して、平成21年度より「あいち森と緑づくり税」を活用した「あいち森と緑づくり事業」を実施しています。 企業の森づくり県有林を無償で開放する「企業の森づくり」愛知県は、尾張地区(春日井市、小牧市、瀬戸市他)や三河地区(豊田市、新城市他)で、約6,000haの県有林を管理しています。平成16年度から、これら県有林の利活用を図るため地方公共団体やNPO等の非営利団体が行う森林整備・環境学習活動の場として開放してきましたが、近年、企業による社会貢献活動が盛んになるとともに、その活動の場を森林整備等に求める事例が増加しています。 ![]() 森林環境調査の様子 取り組みの事例
● 「海上の森」との企業連携プロジェクト
愛知県では、「自然の叡智」をテーマに平成17年(2005年)に開催された愛知万博の理念と成果を継承し、人と自然の共生を軸とした新たな地域社会の形成に努めることとしています。特に、博覧会の原点である「海上の森」については、愛知万博記念の森として適正に保全するとともに、森林や里山に関する学習と交流の拠点づくりを進めるため、平成18年9月に「あいち海上の森センター」をオープンし、県民参加による里山保全活動や森林環境教育など幅広い取り組みを進めています。
![]() 人工林整備の様子(間伐) その一環として、平成19年9月に「『海上の森』との企業連携プロジェクト」をスタートし、(1) 海上の森イベントプロジェクト、(2) 海上の森セミナープロジェクト、(3) 海上の森保全活動プロジェクト、(4) 「海上の森の会」支援プロジェクトなど幅広い取り組みを展開しています。こうした取り組みを企業とあいち海上の森センターとが連携して実施し、「海上の森」を愛知万博記念の森として育てていきたいと考えています。 取り組みの事例
企業の皆様へ「企業の森づくり」及び「海上の森との企業連携プロジェクト」では、企業の皆さまに次のようなメリットを提供できます。(1) フィールドを無償で使用することができます。(2) 環境に貢献する企業としてのPRが可能です(ただしフィールドに対する企業名を冠して呼称する命名権は認めていません)。(3) 県のホームページ等の媒体を通じて取り組みを紹介します。(4) 地域住民やNPO団体等とのコミュニケーションを通じて企業活動への理解を深めることができます。(5) 社員・家族の自然体験の場やボランティア意識の醸成の場として利用できます。
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