森づくり活動チェック

近年、森づくり活動に対する社会の期待が高まり、「地球環境保全」だけでなく「子どもたちの教育」や「健康づくり」などとして、NPOや企業、学校などによる森づくり活動が広がっています。これらの活動は、元気な林業・森林・地域づくりに貢献するなど、さまざまな可能性が秘められている活動として期待が寄せられています。

森づくり活動チェックは、これらの森づくり活動の 「環境貢献」、「社会貢献」、「地域貢献」 の3つの要素について、それぞれ、数値化できる貢献度(定量的評価。環境貢献のみ)と、数値化できない貢献度(定性的評価)の2つに分けてチェックできるツールです。

森づくりの取り組みの現状確認や、改善方向を検討するきっかけとするなど、それぞれの目的に合わせて活用してください。

計算に使用するデータは、全国平均値を使用しており、地域によっては実態に合わない場合があります。あくまで目安ととらえてください。
詳しくは、「注意点」をご覧ください。

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TOPICS

「森づくり活動チェック」の内容

導入部

「環境貢献」、「社会貢献」、「地域貢献」の3つの要素についてチェック。

「環境貢献」、「社会貢献」、「地域貢献」の3つの要素についてチェック。

 

環境貢献度チェック

1. 「森のはたらき(環境貢献度)」回答・結果

「樹種」、「林齢」、「面積」を入力するだけでOKの簡単操作。

「樹種」、「林齢」、「面積」を入力するだけでOKの簡単操作。

評価物量と指標換算の結果一覧。 結果の頁はすべて印刷可能。

評価物量と指標換算の結果一覧。
結果の頁はすべて印刷可能。

 

環境/社会/地域貢献度チェック

2. どんな森づくり活動をしていますか? 回答・結果

環境/社会/地域 それぞれについてチェック (下の例は環境貢献度)

3項目について、「はい」、「いいえ」、「これから」の3つで回答。

3項目について、「はい」、「いいえ」、「これから」の3つで回答。

それぞれの項目ごとに一言アドバイス。さらに、「実践すると」をクリックすると…。

それぞれの項目ごとに一言アドバイス。さらに、「実践すると」をクリックすると…。

ステップアップのイメージとアドバイスも。

ステップアップのイメージとアドバイスも。

まとめ

最後にすべての結果を一括で表示し、印刷することも可能。

最後にすべての結果を一括で表示し、印刷することも可能。

注意点

「森のはたらき(環境貢献度)」 の計算方法について

計算に使用するデータは、全国平均値を使用しています。

地域によっては実態に合わない場合がありますので、あくまで目安ととらえてください。
また、「二酸化炭素を吸収する」の結果で「データ不足のため算出できません」という結果が出る部分もあります (詳しくはこちら)。

計算の考え方や具体的な計算方法は、原則として 日本学術会議 に基づいています。

例えば、「二酸化炭素を吸収する」の数式は京都議定書の吸収量算定の数式と同じですが、森林の蓄積(材積)データ等、データは違うものを使用しています。

本ツールの「森のはたらき(環境貢献度)」 は、「整備直後の森林が、裸地状態と比較し、年間どれくらいの機能を発揮するようになるか」 を評価したものです。

「整備による効果を直接評価したもの」や、「何年かにわたって測定したもの」ではありません。

この計算方法は国が認めた唯一の評価手法というものではありません。

評価手法 (評価のねらい、評価項目、計算方法、データソースが異なる) は複数あります。

データの性格上、「二酸化炭素を吸収する」 の結果が、「データ不足のため算出できません」となる部分があります。

結果がゼロになる部分 : エゾマツの1〜10年生のみ

【理由】 実測データがないため。

結果がマイナスになる部分 : どの樹種も70年生以上になると多くなりますが、主に、モミ、ツガ、マキ、イチイ、イチョウの1〜5年生と71〜90年生、アカマツ、クロマツ、カラマツ、エゾマツの56年生以上で複数、他

【理由】算出に使われるデータ「樹種別の1ha当たり森林蓄積」は、林野庁「森林資源現況調査(2002年3月)」のデータ(実測データ)の全国平均値を使用しています。
平均値を使用するのは、都道府県によってはデータがない、あるいは少ないものがあるためです。
全国平均値にしても、元々の実測データがない、あるいは少ない樹種・林齢では、二酸化炭素吸収量の結果がゼロやマイナスになる場合があるので、その部分は「データ不足のため算出できません」と表示させています。ご了承ください。

【主な該当箇所】エゾマツの1〜10年生、どの樹種も70年生以上になると多くなりますが、主に、モミ、ツガ、マキ、イチイ、イチョウの1〜5年生と71〜90年生、アカマツ、クロマツ、カラマツ、エゾマツの56年生以上で複数、他

「どんな森づくり活動をしていますか?」 チェックについて

このチェックは「自己評価によるチェック」を基本としています。

第三者による評価や、各項目の取り組みのレベルの点数化は想定していません。
あくまで自己評価を行い、それぞれの取り組み状況の確認や、改善方向を検討するきっかけなどとして活用してみてください。

チェック項目は、「森づくり活動チェックシート」(※) の一部分です。

森づくり活動を行う上で共通して、基本となるような項目を一部抜き出したものです。
※ 「森づくり活動チェックシート」 : この「森づくり活動チェック」の詳細版。
活動を進めていく上で配慮しておくと良いと考えられる要素をチェックシート(Excelファイル)として体系的に紹介しています。詳細版は、チェックシートのみで、「結果」のコメントはありません。
詳しくは最寄りの「森づくりコミッション」までお問い合わせください。

団体の活動目的やスタンスによって、チェック項目やその重み付けは変わってきます。

活動の実情に合わせて判断してください。

活用方法

「森のはたらき(環境貢献度)」の活用方法

所有している森林や、森づくり活動を行った森林のはたらきを調べることができます。活動の成果や貢献度を実感したり、さまざまな広報媒体やCSR活動報告書などに使うことで、第三者にもわかりやすく説明することができます。
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結果の活用方法

  • 森づくり活動の成果や貢献度の確認・実感
  • 企業のCSR活動のPR
  • CO2  カーボン・オフセット
  • CO2  条例等に基づく温室効果ガス削減対策への充当

都道府県で、「企業の森づくり」における二酸化炭素吸収量認証制度もあります。16道府県で認証制度があり、20都県で制度が検討段階となっています(2009年4月現在)。市町村による制度もあります。

詳細版・自己評価タイプ「森づくり活動チェックシート」の活用方法

これから新しく森づくりを始める、または次のステップを考えている。そんな時、将来にわたって末永く、さまざまな価値を生み出す活動へとつながるよう、「森づくり活動チェック」してみませんか。活動の目的に沿い、どんな展開をすればいいかという指針づくりに役立ててみてください。

環境貢献度

1. 森林内の環境的価値の向上
  1. 持続的な活動基盤の整備
  2. 計画的な維持・管理活動
  3. 地球温暖化防止
  4. 水土保全
  5. 生物多様性保全
  6. 景観保全・生活環境保全
2. 森林外での環境的価値の向上
  1. 森林資源の利用

社会貢献度

3. 持続可能な組織・事業づくり
  1. 持続的な組織体制づくり
  2. 安全な体制・活動づくり
  3. 人材開拓・育成
4. 多様な内外の資源の利活用
  1. 資金等の活用・提供
  2. 人材・技術等の活用・提供
  3. 資材・システム等の活用・提供
5. 内部関係者を対象とした取組
  1. メンバー等への森づくり活動の情報公開・情報発信
  2. メンバー等への普及・教育機会・場の提供
  3. メンバー等への交流、健康・生きがいづくり活動の実施

地域貢献度

6. 一般市民等を対象とした取組
  1. 森づくり活動の幅広い情報公開・情報発信
  2. 一般等への普及・教育機会・場の提供
  3. 一般等への交流・健康づくり活動の実施
7. 森づくり活動の実施に係る関係者とのコミュニケーション等
  1. 森林所有者・近隣住民との対話・連携・協働等
  2. 行政担当部署(県や市町村)との対話・連携・協働等
  3. 森林管理者(事業者等)との対話・連携・協働等
  4. 活動運営者(森林NPO等)との対話・連携・協働等
8. 地域社会とのコミュニケーション等
  1. 地域集落との対話・連携・協働等
  2. 行政(県や市町村等)との対話・連携・協働等
  3. 地域の事業者等との対話・連携・協働等
  4. 地域づくりに関わる主体との対話・連携・協働等

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活用手順・方法の例

  1. 目標・実情に合わせ、チェック項目の重み付けの変更
  2. 取り組み状況の整理・自己評価
  3. 翌年度、または中長期的な改善点の検討
  4. 翌年度以降、再度検証

「森づくり活動チェック」 詳細版

環境貢献度の都道府県ごとの詳細な評価量と評価額算出(複数の森林の合計算出も可能)と、活動のチェックシート詳細版があります。
詳しくは 「 最寄りの森づくりコミッション 」 までお問い合わせください。

本ツールの内容に関するお問い合わせ先

企業等森づくり活動の評価手法の普及』 (社団法人 全国林業改良普及協会 [全林協])
※本ツールは平成19年度林野庁補助事業「地域活動支援による国民参加の緑づくり活動推進事業」により制作しました。